初なでしこリーグ観戦記~INAC神戸vsFC大阪高槻~

7月17日に神戸にあるノエビアスタジアムで行われたなでしこリーグ11節、INAC神戸vsFC大阪高槻の一戦を観に行ってきました。当日は台風が関西では猛威を振るっており開催自体も危ぶまれるような天候でしたが開催されるとの情報を得て大阪から神戸まで足を運びました。なでしこリーグは以前から1回観に行きたいと思っていたけれどタイミングが合わなくて、W杯準優勝の余韻が残っているこのタイミングで行こうと思って行きました。

 

試合前までで暫定2位のINAC神戸のスタメンはこのようなメンバーでした。


W杯メンバーからはGKの高堀、DF鮫島、MF川澄、FW大野の4人がスタメンでした。DF近賀はベンチで故障中のレジェンド澤さんはベンチ外でした。男子サッカーで言うとJリーグ初期のヴェルディ川崎を彷彿とさせるスター軍団です。


試合序盤はINACが支配しながら高槻もカウンターで応戦するという展開でした。その中でも自力で勝るINACがゴール前に迫る回数を増やしていきます。前半37分にはINACのFW高瀬の先制ゴールが決まります。高瀬選手は日本が優勝を飾ったW杯の優勝メンバーで2012年のなでしこリーグではMVPと得点王をダブル受賞した24歳。8月に行われる東アジアカップの予備登録メンバーにも選ばれておりこの調子をキープできればなでしこジャパンに復帰することも現実味を帯びてきます。一方、現在最下位に沈む高槻も意地を見せ42分にDF壷井のゴールで追いつき1-1でハーフタイムを迎えます。

 

後半に入るとINACが完全にゲームを支配するようになり押し込む展開が増えます。67分にはなでしこ期待の若手、MF京川舞が勝ち越しゴールを奪います。この試合個人的に最も目立っていたのがこの京川と中島依美の2選手でした。京川は中盤のサイド、中島は右サイドバックでのスタメンでしたがどちらも攻撃色の強い選手でドリブルやパスを使い前に仕掛けていった時に強みが出る選手だと感じました。上記の高瀬、京川、中島の3選手ともに東アジアカップの予備登録メンバーに選ばれておりメンバー入りを期待したいと思います。顔を覚えておいて損はないと思います。

 



 


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試合の方は試合終了直前の84分になでしこジャパンでもお馴染みのMF川澄のゴールが決まり3-1とリードを広げそのまま試合を終えました。前半は拮抗した展開でしたが試合全体で見るとINACの完勝だったかなと思います。なでしこジャパンの近賀さんが後半から途中出場するくらいの層の厚さなので個人個人のプレーのレベルや試合巧者ぶりが大阪高槻とは違うかなと感じました。

<試合スタッツ参考>