2015年読んだ本からベストを選んでみた

2015年もあと4日になりました。


今年聴いた音楽については書いたので、読んだ本についても整理しておこうかなと思います。




 


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今年は何冊読めたのかは分からないけれど、もっと本を読む時間を割きたかったです。特にブログ、ライターに力を入れ始めた後半は特に感じていました。


 


単純に知識が欲しいという欲もあるし、文体や表現力が足りてないという技術的な問題もありました。


Kindle Paper Whiteを買ったので、2016年はインプットの量と質を求めたいと思います。


 


それでは今年読んだ本の中で自分が読んで良かったと思った本を選んでみます。


結果を出せるようになる!「すぐやる脳」のつくり方/茂木健一郎







 まずはこの作品です。脳科学者・茂木健一郎さんが4月に出した作品です。


これは完全にタイトル買いでした。


人間は自分が思っているより、「すぐできない脳」を持っていると思っていて、いかにすぐやれるようになるかは短期的には小さな差でも、長期的にみたら大きな差になると思います。


単純に人間の脳のつくりについて知る意味でも面白い一冊です。


半径5メートルの野望/はあちゅう







 次はブロガーで作家のはあちゅうさんの作品。


はあちゅうさんや安藤美冬さんあたりの人は、「ネットの中では有名人」という先入観があったけれど、今年からスッキリのコメンテーターに抜粋されたり本格的に世に出てきたなという印象です。


著書を読んでると、この人は計算的に敵を増やすことでのし上がっていくタイプの人間だなと思います。


そのいい意味でのハングリーな感じが現在の彼女を作っているんだなと思います。


 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう-あなたの5つの強みを見出し、活かす/マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン、田口俊樹





  • 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2001/12/01
  • メディア: 単行本
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 続いては自己啓発系。この本はプロブロガー、宮森はやとさんがブログでプッシュしていて、自己分析ツール・ストレングス・ファインダーに興味を持って、その日に本屋に飛び込んだのを覚えています。


自分の特徴、持って生まれた強みは誰でもあると思っていて、それを気づく・気づかない、さらに気づいてその強みを活かす方向に人生を進めていけるかは重要かなと思います。




 孤独と不安のレッスン/鴻上尚史







 演出家の鴻上尚史さんの作品。僕がこの作品に出会ったのは20代後半になってからだけれど、この本は10代後半~20代前半くらいの若い人達に進めたい一冊です。


孤独と不安というと嫌なイメージを抱くかもしれないけれど、この二つと若い時代に真剣に向き合っておくことは将来に必ず活きます。


それぞれの分野で人より秀でたかったら、どうしても孤独な時間というものと向き合わざるをえないと思うし、その覚悟がない人は成功できないと思います。


 我が闘争/堀江貴文







ホリエモンこと堀江貴文さんが出した自伝です。


堀江さんが近鉄バファローズの買収や、ニッポン放送の買収、ライブドア事件などで世間的を騒がしていた時僕は高校生でした。


今みたいにスマホもパソコンも全然使っていなかったのでテレビ、新聞から流れてくる情報を鵜呑みにしていたけれど、本を読むようになって堀江さんの著書を読むようになってこの人の見方は180度変わりました。


 東京百景/又吉直樹







 今年の文学界を一番騒がせた人は何と言ってもピースの又吉さんだと思います。


『火花』は200万部以上も売れているので、もう別に紹介するまでもないと思うのもあるんですけれど、『火花』はフィクション作品であるのに対して、こちらはリアルなエッセイです。
その点で、すごく感情輸入できるし、火花の元ネタになっている部分もあったりして、火花を読んでから読んでみるのも面白いと思います。


今夜、全てのバーで/中島らも







小説よりもエッセイ、ノンフィクションものが好きなんですけど、好きな小説家を上げろと言われると、何人かの一人が中島らもさんです。


読みやすいし、小説やエッセイの内容もぶっ飛びすぎていて面白いです。


本作はらもさんがアルコール中毒になり入院した時の実体験を元にした作品だけれど、『人間とアルコール』について深く考えさせられる作品で、自分の自堕落さをネタに出来る感じはカッコ良いなと思います。




『教養』のない人間には酒をのむことくらいしか残されていない。

『教養』とは学歴のことではなく、『一人で時間をつぶせる技術』のことでもある。



この作品で出てきたこの言葉は本当に名言だと思うし、それをアルコール中毒であるらもさんが自身の自堕落さを憂いていっている辺りもやっぱりこの人は凄いなと思います。


 最後の言葉/川嶋あい







最後はこの作品です。フジテレビ系の恋愛バラエティー『あいのり』の主題歌として2003年に大ヒットした『明日への扉』でお馴染みのI WiSHのボーカル、川嶋あいさんの自伝。


様々な作品を紹介してきたけれど、この作品は一番早く読めた作品だと思います。


そして、この作品が一番かなと思います。


キラキラしていたI WiSH時代のイメージが強すぎて、その裏側で隠されていた凄まじい家庭環境とのギャップに驚きました。


自分の親が生きているのは当たり前ではなくて、いてくれることを感謝しなくてはいけないと本気で思えた作品でした。




ということで今年読んだ本の中からベストと思えた8作品を選んでみました。


どれも外れはない作品だと思います。


 


来年はもう少し違うジャンルの本も読んでいきたいと思います。


岩波新書などの哲学的な本も興味があるし、アインシュタインとかゴッホなどの偉人の自伝などもあれば読んでみたいです。


 


読むばかりではなくて自分が書く側に回りたいという気持ちもあるので、良いものを創って、残していくためにも良い作品に触れて、自分の肥やしにしていけたらと思います。