大根仁監督の話題作!映画「バクマン。」

「モテキ」でお馴染みの大根仁監督の最新作「バクマン。」観てきました。ネット上でも結構話題になっていたのでとても楽しみにしていました。


 原作・大場つぐみさん、作画・小畑健さんの合作で週刊少年ジャンプに掲載されていた作品。ジャンプをまともに読んだことがないので、知りませんでした。しかも、週刊ジャンプへ連載を目指す主人公二人を中心とするストーリーなので、楽しみな半面、漫画に疎い自分でも楽しめるのかなという思いも少なからずありました。



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しかし、そんな心配は杞憂でした。単純に 面白かったです。漫画が作られ、世に出されるまでの過程や、それに高校生漫画家として関わっていく主人公の真城最高(佐藤健)、高木秋人(神木隆之介)の二人と、ジャンプ編集部の服部哲(山田孝之)とのやり取り、二人がライバル視している天才漫画家新妻エイジ(染谷将太)との人間模様などが、リアルに感じられてとても興味深く観られました。

 

映画で描かれている、ジャンプが採用している読者アンケートによる連載の奪い合いは、漫画の世界だけじゃなくて、音楽の世界や、文学の世界、絵画の世界など、モノを作り出していくあらゆる世界では避けて通れないものだと感じます。人から見られないもの、評価されないものは、作者がどんなに思いを込めて作品を作っても日の目を見ずに消えていってしまう。そんな厳しい現実と戦う主人公、最高(サイコー)と秋人(シュウジン)の姿が熱い気持ちにさせられました。

 

 ストーリーだけでなく、音楽面でも素晴らしい作品。劇中に流れる劇伴と主題歌「新宝島」を担当しているのはサカナクション。サカナクションの音楽はイントロを聴くだけでワクワクした気持ちにさせられます。映画の世界観とサカナクションの世界観が本当にマッチしていて、エンディングまで楽しめました。「新宝島」のPVもレトロな雰囲気で面白いです。


この映画は高校生が主人公のいわゆる青春映画だけど、高校生だけでなく、今を熱く生きている人なら大人でも子供でも共感できるストーリーだと思います。葛藤する主人公の姿が、今の自分に通ずる所もあって、凄く刺激になった作品でした。出演キャストもそれぞれ味が合って面白いし、是非劇場で観てもらいたい作品です。特に最後のシーンはこの映画ならではの、今までの映画で観たことない手法が取られているのでその目で確かめて欲しいと思います。ではでは。


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